川原

師範学校を受験することを父に認めてもらえた陽子。

育子と真知子にその事を話すと一緒に喜んでくれました。

育子も東京女子大を受ける気持ちは変わりません。

でも、陽子と育子、この二人には弱点がありました。

育子は英語が苦手です。

陽子はご存知のように、裁縫が苦手です。

師範学校の試験に、実技試験として裁縫があることを育子から
知らされてビビる陽子。

そんな二人に、真知子が

「私が教えてあげる。英語も裁縫も私が一番だからね」

真知子は進学はしないけれど、クラスで一番優秀な生徒。

二人とも、お願いしますと言って頼み込みます。

さっそく、学校帰りのあめ屋で真知子先生の授業が始まりました。

学校の裁縫室では居残りで裁縫の練習もしました。

育子と真知子はふと、自分たちが真知子に残酷な事をお願いしている
のではないのかと我に帰ります。

「そんなことはないわ、二人のために頑張りたいの」

真知子はどこまでも優等生です。

ある日、郵便が届きました。春樹兄さんからです。

内容は、年末に帰るという手紙だったのですが、写真が入っていました。

春樹と川原(金子ノブアキ)が寮祭で撮った写真です。

その写真を眺める陽子は、なんと写真を二つ折りにしてしましました。

つまり、川原だけが見えるようにして、手帳に挟み込んだのです。

そんな事をしていると、茂樹が陽子の部屋に突然入ってきました。

「漢和辞典を貸してくれ」

陽子はあわてて漢和辞典を探しますが、茂樹は写真を見てしまいます。
それも二つ折りになって、川原が映っている写真を。

漢和辞典はものすごく分厚く、古びれていました。

現代では、電子辞書に入っていて、ポケットサイズなんですけどね。

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何も言わず部屋を出て行く茂樹。すぐに騒がないところが男らしいです。

さて、昭和14年の正月がやってきました。

須藤家4人が揃って正月を迎えるのは、この日が最後だったそうです。

この次の年は昭和15年。翌年から角松は自粛だったらしく、須藤家の
角松にはみかんが飾られていました。

そして、おせち料理です。陽子が腕を振るったおせち料理は重箱の
3段重ね。

オードブル重箱 山中塗 6.5三段重 黒 野うさぎ
紅白のかまぼこが目立ちますね。

実はこのおせち料理は、となりのタケオの家と共同で作ったようです。
しかも寝ないで作った力作。

タケオの母に上手になったと褒められる陽子ですが、眠さには勝てず、
お雑煮を出したあとにあくびをしてしまいました。

なにも言わず、察する良一。

お屠蘇もありました。お屠蘇を飲むシーンはなかったですけどね。

制服、正装で仏壇の紘子におめでとうという須藤家の4人。

陽子がおめかしをして、でかけます。

「初詣に行ってきます」

陽子は、育子、真知子と神社で待ち合わせをしていました。

いつも遅れてくる陽子。

3人は手を合わせてお願いをします。陽子はむにゃむにゃとやたら
長いです。

「何をお願いしていたの?」育子に聞かれても秘密という陽子。

師範学校の事やら、川原のことやら、だいたいは予測がつきますけどね。

この元旦の日、川原が須藤家にやってくるというので、ウキウキして
いた陽子ですが、現代の陽子に言わせると、衝撃の出来事だったらしいです。

なにが衝撃的かというと・・・・

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