陽子(八木優希)と兄の茂が通う小学校の運動会の朝がやってきました。

いつものように朝食の準備をしようと赤いハチマキをする陽子。
台所に行くと、母の紘子(原田知世)が立っていました。

巻きずしを作っています。

陽子の運動会のために休んで体調を整えていたと言います。

「陽子は見てなさい」

巻きずしには豪勢に玉子焼きも入っていました。

父の良一(寺脇康文)も顔を洗うと、日本一の天気になれ!と気合が
入っています。

さて、運動会が始まりました。

野良着姿で応援する人々の中、陽子の母、紘子の着物姿はひときわ目立ちます。
須藤家は全員で応援です。

兄の茂樹が走る徒競走が始まりました。
必死に走るシゲはなんと1位!しかし、ゴールした瞬間に転んでしまい
あとから来た仲間に踏んづけられてしまいました。

立ち上がって家族に手を振るシゲ。鼻血を出して膝が擦りむけています。

陽子の走る番が来ました。

必死に走りますが、どうしても先頭になれません。
2位でした。

次に走るのはユキちゃん。

陽子はユキちゃんを応援し続けます。そして1位でゴール!
自分の事のように喜んでいます。

友達のことを自分のように喜ぶ様子を見て、紘子は良一を見て言います。

「陽子は大丈夫ね。私がいなくなっても・・・」

兄の春樹は帽子で涙を隠している父を見て全てを察しているようです。

須藤家のとなりのタケオも必死に走って1等賞をとりました。
タケオの両親も農作業を放り出して見に来ましたが、間に合いました。

運動会が終わると教室に戻り、1等賞の子に副賞が渡されました。

ノートと鉛筆です。

ユキちゃんはノートを抱きしめました。

この日がユキちゃんの最後の登校日だったんです。
翌日、学校に行くとユキちゃんの姿が見えません。

夏子先生が事情を話します。ユキちゃんが黙ってくれといったからと
説明します。

陽子は急に教室を飛び出しました。ユキちゃんの家に向かって走って
行きました。

ユキは、名古屋へ行くため風呂敷包みひとつもって、オート三輪の荷台に
乗って家を出ていきました。

昭和7年、こんなことはどこにでもあったのでしょうか。

ユキを探して走り続ける陽子。つまずき、転んで、泥だらけです。

ユキが陽子の姿を見つけました。オート三輪を止めてもらい、荷台から
降りて陽子のもとに走るユキ・・・