昭和18年の大晦日を迎えました。

丸庵は大忙しです。

ホールで注文をとる陽子(井上真央)

「かけうどんあがったよー」

かけうどんもなかなかです。
楽天市場の人気商品です。

道夫(串田和美)の声です。

そば粉が手に入らないので、うどん粉でうどんを
だす丸庵。

年越しうどんです。

この大晦日に、陽子の父良一(寺脇康文)は、名古屋の
飛行機工場に出発しました。

隣のタケオの両親に空き家の面倒を頼み、誰もいなくなった
須藤家を後にする良一。

陽子が店を手伝っていると郵便配達がやって来ました。

「もしや」

陽子はそう思いながら受け取りますが、差出人をちらっと
見て、徳子(樋口可南子)に渡します。

和成(高良健吾)に、何通も手紙を書いているのに、
ちっとも返事がこない。

丸庵は店を閉めて、やっとお茶を飲む時間がきました。

「年越しそば、ならぬ、年越しうどん、情けないねえ」

陽子は部屋に戻ると、和成の写真を見て、湯のみを手にして
年を越します。

「みんなどうしているのかなあ」

昭和119年 元旦

丸庵に一通のはがきが届きました。

和成からのはがきです。

「洒落たことをするなあいつ、まるで年賀状だ」

道夫と徳子は部屋でひとり読むように言ってくれました。

初めての手紙。

「私は元気でやっています。毎日空の太陽を見上げています。
太陽は美しいです。昔映画で見た南国の太陽もきっと・・・」

和成のはがきを手にする徳子

「恋文だね、これは。陽子って名前でよかったね」

「南方にいくんだな」

文面から和成の様子が受け取れます。

丸庵の前の路地で隣組の若嫁と子供と一緒に
コマで遊んでいます。

軍人さんが通りかかると若嫁が恐怖におののきました。

「戦死の知らせかと思うとカラダが震える・・・」

陽子はその様子を見て、和成の戦死は他人事でないと
現実をつきつけられ、初めて恐ろしさに震えました。

南方へ行くという和成。

終戦までは、あと1年半です。

出演:井上真央,樋口可南子,寺脇康文,串田和美,白川由美