和成(高良健吾)は、そば団子を子供たちと食べたあと
一緒に農業奉仕の手伝いをしています。

陽子(井上真央)がコケました。やさしく手を差し伸べる和成。

陽子の目はウルウルです。

陽子は家に帰っても、自分の部屋にこもって和成の事を想っています。

和成はマイペースで丸庵で欠けたドンブリの修理をしています。

良一(寺脇康文)が暗い表情で帰ってきました。何かあったようです。

玄関を開けると黒い靴が。春樹(田中圭)の靴です。

春樹が帰ってきていました。

家族3人が揃ったところで、春樹が話を切り出します。

「いずれ私も招集されます。招集されるなら自分から軍医を希望
したいのです。茂樹とともに戦おうと思います」

良一はさかづきを春樹に渡し、酒をつぎます。

ありがとうございますと言って飲み干す春樹。

良一は自分の事を話し始めました。

「春樹の話を聞くまで気が重かったのだが、名古屋で戦闘機を
作る工場に行くことになった。前線にいる春樹や茂樹たちの
ために名古屋に行くことにする」

春樹が軍医として戦地に行くのは半年先の事だそうです。

陽子の作った料理を褒めて、いつでも嫁にいけるなという春樹。

お見合いの話は春樹にはしないようですね。隠し事をしない須藤家
だから、一部始終話すのかと思っていましたが。

翌日、須藤家に郵便配達が来ました。真知子(マイコ)でした。
自転車に乗って、ズボン姿の真知子。

春樹が偶然に玄関から出てきました。

お互いに見つめ合い、春樹は真知子の姿を見て、似合うといいます。

ありがとうという真知子は、ハイネの詩集をありがとうと礼を言います。

春樹は動揺して、捨ててくださいと言いますが、真知子は

「すごくハイネが好きです」

と、ハイネの詩集に春樹への想いを込めて好きといいました。

「私も好きです」

ハイネの詩集は、真知子と春樹の橋渡しですね。

「どうかお幸せに」

そう言って須藤家の門を出る春樹。

真知子の見合いの事、自分の今後の事を含めて
精一杯の言葉のようです。

この頃の恋は、みなどこか悲しかった。

現代の陽子(若尾文子)が振り返ります。

家でくすぶっている陽子に良一が出かけよう、松本に
買い物に行こう、買いたい本があるんだと言って連れ出します。

松本でひと通り買い物を終えると、猛烈に腹が減ったという良一。

「ここで食べよう」

その店の暖簾は、「丸庵」でした。

躊躇する陽子を連れて暖簾をくぐる良一。

「ごめんください」

店には誰もいません。

「おいでなさんしー」

徳子が出迎えます。良一と陽子だと知って、道夫(串田和美)を
慌てて呼びます。

「松本に用事できたもので」

良一が挨拶をすると、和成(高良健吾)が出てきました。

「おいでなさんしー」

すっかり機嫌をよくした道夫は、今日はもう店じまいだと言います。

暖簾をさげる和成。

須藤家と丸山家だけで、食事が始まりました。

丸庵の料理に、舌鼓を打つ良一。さつま芋のキンピラでしょうか。

道夫はとっておきの酒を良一に振舞います。

きき酒 蛇の目 徳利 1合2合 + ぐい呑み 6個set

「これはうまい酒だ」

いつも安酒を飲んでいる良一にはたまらないという顔です。

相馬剛三にマズイといわれた酒を思い出しますね。

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洋子の手にも盃が渡され、道夫が注ごうとすると

「私、お酒は飲んだことがないんです」

洋子はそういいながらも注がれたお酒を一気に乾しました。

「おいしいです」

いい飲みっぷりです。続いて注がれるとまた一気です。

すっかり雰囲気もよくなりましたが、外はもう夕暮れです。

陽子の目が据わっています。様子がおかしいです。

「あの、私・・・」

陽子が何か口走ろうとしています。