紘子(原田知世)が家に戻ってきました。

「常念岳に登らないと、怒るわよ」

陽子が常念岳登山をためらってる様子を見て紘子は言います。

「太陽を近くで見ておいで、太陽の陽子さん」

苦しそうに話す紘子。ぜいぜい言いながら話しをしています。

そして、常念岳登山に行く日が来ました。

陽子はゴザで作ったカッパを羽織っています。

行ってきます、と言って家を出る陽子。

夏子先生や級友たちとひたすら常念岳を目指す陽子。

みんな、ゴザを羽織っています。

昭和初期の山登りはこんな様子だったのでしょうか。

杖を付きながら一生懸命登る陽子たち。

山小屋に着いて、暗くなるとみんなは疲れて寝てしまいました。

陽子は目が冴えて寝付けない様子。

「明日、晴れるかなあ」と陽子が夏子先生に話しかけると
「大丈夫よ」と励ます先生。

朝が来ました。

再び常念岳をめざす子供たち。

そのころ、須藤家では紘子がひどく咳き込んでいました。

良一(寺脇康文)は咳を聞く度に苦痛に顔を歪ませます。

紘子は、春樹や茂樹を呼んで話しをします。
まるで、今日が最後の日のような事を話します。

「早く見たい」とつぶやく紘子。

そのころ、陽子は常念岳でご来光を迎えていました。

「すげー」

ご来光を浴びる陽子は、母、紘子の言葉を思い出して

おかあさん!

 

大きな声で叫びます。

声が届いたのか、紘子は一瞬ほほえむと、良一の胸にもたれて目を閉じてしまいました。

陽子は、常念岳でご来光を迎えた時に、母の命が消えてしまうことを知っていたようです。

将来の陽子は言います。

「世界を照らす陽子になろう」