ヤングのグ。
武志のバイトシーン。週に1回、4時間のバイトでも武志にとっては大事な時間。

川原家。

穴窯の準備をする喜美子。八郎がそこへやってきた。

「ふたりが来とるで」
大輔と学だ。

ドナーが見つからないことを喜美子に詫びる二人だったが
これからも見つけ続けると誓う二人。

礼を言う喜美子。

武志がバイトに出かけているので、八郎は二人にあの絵本を見せた。
ジョージ藤川の絵本に武志が書き込んだ本だ。

「今日が友人の日なら・・・・」

綴られた字を見て、大輔と学は言葉を失う。

武志は友人に恵まれたようだ。

ヤングのグ。

バイト最終日となった。
店長のおばさんから給料袋を手渡される武志。

「また戻ってきてや」
「たこ焼き食べてって」

穴窯の前。

喜美子が窯に火をつける。穴窯が始まる。
武志はバイトをやめたことを伝えた。

武志と喜美子の表情に、バイトをやめたことの意味が込められていた。
作陶に励むという意味や体力が落ちてきているという意味が。

武志は作陶に励む。
八郎も姉への茶碗を作っていた。

工房でひとり作陶する武志。
そこへ大輔と学がやってきた。

二人は武志を誘って大阪に遊びに行きたいのだそうだ。

翌朝。穴窯の準備をする喜美子の前に直子が現れた。

発泡スチロールの箱を持っている。

箱には天然なんちゃら、と書いてある。

「すっぽんや、武志に元気つけてもらおうと思って、布袋さんが」

布袋さんらしい差し入れ。

いや、直子と布袋さんの組み合わせらしい差し入れ。

そこに石井真奈もやってきた。

誰やこの娘?という目配せをする直子。

武志のあれか。

帰ろうとする真奈は直子に家に連れ込まれた。

直子の出で立ちをみれば普通のおばさんじゃないことは気づくが
色気が十分にでていていい感じ。

すっぽん鍋を囲む川原家と武志の友人たち。
直子と真奈もいる。

大阪に遊びに行った武志たち3人は、なんやらボーダー柄の服を
買ってきたようだ。

直子は歯に衣着せぬ物言いで武志たちをとっちめる。
そして真奈にも同意を求める。

「女のかわいい」という言葉で男がダメになる。

たじたじである。

食事の後に薬を飲む武志を見て直子が言った。

「どんな味や」

「そんなことを言われたの初めてや」

「やっとられんな」

直子はズバズバ突っ込む。

「髪抜けたか」

「少しな」

視聴者も突っ込めないようなデリケートな部分にも
直子はズバズバ突っ込む。

しかし武志はかえってスッキリしているようだ。

「真奈とドライブに連れて行ってやる。愛を語りな」

真奈との仲を茶化す直子の前に部屋に引っ込む武志。

喜美子も舌を巻く直子の物言い。

さて、穴窯は終わったようだ。

作品を見て武志が驚く。

「10年もやってると炎の流れがわかる」

狙って紋様を出したという喜美子の言葉に武志は驚きをかくせない。

八郎もただうなずくだけである。

そんな喜美子に触発され、武志も作陶に励む。

ロウソクを使って皿に模様をつける武志。

八郎がそばで見守っている。武志が電気窯からそっと取り出す。

皿の底に水色の釉薬の塊があり、その中に水玉のようなものが。

これが狙った紋様なのか。

来週は最終週

来週は最終週。

予告では琵琶湖のほとりに喜美子たちが立っていた。武志と真奈もいた。

武志は最終回までいるのか、気になるところ。

連続テレビ小説 スカーレット(144)「小さな希望を集めて」

出演

戸田恵梨香,伊藤健太郎,松下洸平,桜庭ななみ,松田るか,七瀬公,大江晋平,

語り

中條誠子

原作・脚本

水橋文美江

感想

この時代、若い男のファッションはトレーナーが流行していた。

今は室内用、ルームウェアとして重宝するトレーナーだが、当時は外出着。
しかも中に襟のついたシャツ、それもボタンダウンシャツやチェックのネルシャツを来ていた。

ボーダー柄のシャツも直子がどこでも売ってるヤツや、大阪の匂いがしないと言っていたが
あのようなコットンシャツを染めたものが流行った時期でもあった。

一方、大人はシャツの裾はズボンの中に入れ、ベルトを締めていた。
喜美子も八郎もそういう着方。しかもベルトは細い。

ヤングのグでは相変わらず瓶詰めジュースの栓を抜いて出していた。

ペットボトルも携帯電話もない時代。

電話はあるものの、お互いのスケジュール調整までの用途ではないので
集まる場面では必ず誰かが先に来たり遅れて来たり。

現代なら、大阪に行く段取りも、真奈が川原家に来る予定もすべて調整出来ていることだろう。

スケジュールの調整が出来ない時代だからこその味わい。アナログの良さがある。